くらし情報『『かもめ食堂』は、リラックスしたいときの処方箋 自分が心地よいと思うことを大切に』

2022年11月27日 10:00

『かもめ食堂』は、リラックスしたいときの処方箋 自分が心地よいと思うことを大切に

目次

・吉元由美の『ひと・もの・こと』
・心地よい、を選ぶ
『かもめ食堂』は、リラックスしたいときの処方箋 自分が心地よいと思うことを大切に

吉元由美の『ひと・もの・こと』

作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。

たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。


心地よい、を選ぶ

映画『かもめ食堂』が好きで、もう10回以上は観ています。群ようこ原作のこの映画は、フィンランドのヘルシンキの小さな『かもめ食堂』をめぐる人々の物語。

登場人物たちの感情を抑えたやりとりは何とも味があり、リラックスして観られるのが魅力です。小林聡美、もたいまさこらの抑制された演技に不思議に惹きつけられます。

癖になると言っていいかもしれません。取り立てて物語のアップダウンはないのに、また観たくなる、奇妙で平和なムードのある映画です。

はらはらしたり、シリアスな物語に疲れてしまうようになりました。体のどこかに力が入ってしまうのか、観終わるとぐったり。


新しいものを追いかけるのではなく、心地いいことを選んでいく。

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