2022年12月10日 13:20
【『アトムの童(こ)』第8話感想・考察】最終回予想!闇堕ちした松下洸平の演技が素晴らしい
こんな表情もできたのか、最終回目前にして、さらに魅力が引き出されたと言える。
どうせ最終回で仲直りするだろう、そんな気持ちがあったにも関わらず、彼の表情を見たあと「本当に大丈夫…?仲直りするよね?」と不安を掻き立てられた。それだけ深い闇を感じてしまった。
俳優の力でここまでドラマに深みが出ることに驚きである。
隼人の決意は固い。これまで那由他と隼人、二人を応援してきた我々にとっては対立する二人の構造に胸が痛くてたまらないが、どうやってこのわだかまりが解けるのか。
最終回最大の見どころとなるだろう。
急に良いヤツ!?憎めないキャラのオダギリジョー
松下洸平の演技に続き驚いたのは、これまで悪に徹していた興津の存在である。
感情的になる那由他と常に論理的で冷静な興津は意外と相性が良いのかもしれない。
ゲーム制作で煮詰まる那由他の元へやってきた興津、アドバイスもさながら、テレビゲームをしながらの二人の会話が非常に印象的であった。以前ジョン・ドゥが作ったゲームを奪った興津。そのことに対して興津は「誤解だ」と言った。疑問を浮かべる那由他に興津ははっきりと「惚れ込んだんだよ」と伝えた。