2023年1月5日 13:15
娘が『僕』と呼ぶことが気になった大使 注意をやめた理由に「素敵!」
一人称を何にするかは、人によって異なっています。
男性であれば『俺』『僕』、女性であれば『私』など、自分にとってしっくりくるものを使うのが一般的とされてきました。
ジョージア大使が娘の一人称を矯正しようとするも?
日本国内にあるジョージア大使館で働いている、ティムラズ・レジャバさんは、娘さんが日頃から使っている一人称が気になっていました。
保育園に通っているという幼い娘さんは、日々日本語を学んでいます。
レジャバさんはその中で、娘さんが一人称を『僕』としていることに、気付きました。
娘さんが、主に男の子が使う『僕』を一人称とすることに、違和感を抱いていたレジャバさん。
『私』と使うようにうながしましたが、娘さんは変わらずに『僕』と呼んでいたといいます。
自然に『僕』と使う娘さんを見て、レジャバさんは考え方を変えました。
子供に、私たちが完全に理解しきっている訳でもない『僕=男性』という理屈を強制的に押し付けて、成長の最盛期に変な妨げを起こしたくない。
近年、人々の個性や多様性を受け入れる風潮が強まっています。
性別というカテゴリーに収まらず、自由に生きる考え方への理解が進んでいるのです。