くらし情報『「百聞は一見にしかず」には続きがあった 有名な故事成語の意外な結末』

「百聞は一見にしかず」には続きがあった 有名な故事成語の意外な結末

目次

・前漢時代に誕生した「百聞は一見にしかず」
・壮大なメッセージが込められていた
・まだまだあった!あのことわざの続き
※写真はイメージ

「百聞は一見にしかず」といえば、日本人になじみ深い故事成語のひとつ。「人から聞くより、自分の目で見るほうがよくわかる」ということを意味し、日常生活でも何かと使える言葉です。

そんな名文句、じつは書き出しのほんの一文だったのをご存じですか。世の真理を端的に言い表したフレーズの続きとは、いったいどのような教えなのでしょうか。

前漢時代に誕生した「百聞は一見にしかず」

「百聞不如一見(百聞は一見にしかず)」とは、中国の書物『漢書』に記された言い伝えに由来する故事成語です。

前漢時代の武将・趙充国(ちょうじゅうこく)が作戦の立案をしていた際、「前線から遠く離れた場所で戦略を立てるのは難しい。聞いたことだけであれこれ考えるよりも、一度敵の様子を見てから作戦を練ろう」と話したのが始まりだとされています。

趙充国の有能ぶりが垣間見える逸話。
そうと聞けば、このあとにどう続くかが余計気になります。さて、「百聞は一見にしかず」の結末とは。

壮大なメッセージが込められていた

百見は一考にしかず:見るだけでなく、自分で考えなければならない。

百考は一行にしかず:考えるだけでなく、行動しなければならない。

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