くらし情報『ちばてつや「君も逝ってしまったのか」「もう…体中の力が抜けていくよ」 松本零士さんを追悼』

2023年2月20日 15:46

ちばてつや「君も逝ってしまったのか」「もう…体中の力が抜けていくよ」 松本零士さんを追悼

ちばてつや「君も逝ってしまったのか」「もう…体中の力が抜けていくよ」 松本零士さんを追悼

『銀河鉄道999』などで知られる、漫画家の松本零士さんの訃報が日本中をかけめぐった2023年2月20日。

同日、松本さんと親交が深かった漫画家の、ちばてつやさんが、自身のウェブサイトを通じて追悼のコメントを発表しました。

松本零士さんが高校を卒業して北九州の小倉から上京したばかりのツメエリ姿、当時19歳の彼と出会って60年以上が経ちました。

ワシもデビューした翌年の18歳。

同じマンガ家の卵、トシが近いせいもあって意気投合、本郷三丁目にあった西陽差し込む4畳半の彼の下宿にはよく遊びに行ったものです。

二人ともまだ稼ぎも少なく満足に食べられなくてね。

松本さんはよく「座布団のようなビフテキを食べたい!」なんて言いながらマンガを描いていました。

二人そろって締め切りに追われ、同じ旅館にカンヅメにされて一緒に机を並べて仕事をしたものです。


当時からワシは遅筆だったので、先に原稿を終わらせた彼に手伝ってもらうこともありました。

忙しい盛りの40歳の頃に、一緒に世界旅行にも行きました。

その時に訪れたアマゾン川やマチュピチュの遺跡などはいちばんの思い出です。

コロナ禍もあってしばらく会う機会もなく、ぼんやりと心配はしていたのですがまさか・・・言葉もありません。

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