加藤浩次「ずっと心に残ってる」 故・笑福亭笑瓶さんとのエピソードに反響
2023年2月22日、急性大動脈解離のため66歳という若さでこの世を去った、タレントで落語家の笑福亭笑瓶さん。
数々のテレビ番組などでも活躍していたとあり、著名人を始めとする人たちから悔やむ声が上がっています。
加藤浩次、笑瓶さんとの思い出振り返る
同月23日、情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)では、笑瓶さんの訃報を報道。
数々の著名人の追悼コメントを公開した際、笑瓶さんの人柄について語る場面がありました。
同番組のMCでお笑いコンビ『極楽とんぼ』の加藤浩次さんも、笑瓶さんの訃報に「突然でビックリしました」とコメント。
笑瓶さんとの思い出を次のように語っています。
僕も何度か笑瓶さんと(仕事を)させていただいたことがあるんですけど、僕がね、まだ若手で出たばっかりの頃かな。
笑瓶さんと仕事(をしたのが)1回か…。
しかも僕らも若手で出てるから、そんなにしっかり絡んでない時ですよね。
僕、家の近所をこう買い物に行こうと思って歩いてたら、車が止まって、「あれ?誰だろう」と思ったらバーッと窓が開いて、笑瓶さんだったんですよ。
笑瓶さんが車を寄せてくれて「お、加藤!何しとんのや」っていった時に「いや、ちょっと買い物に行くんですー」って、(笑瓶さんが)「ほんまかー」って。
で、笑瓶さんが僕に声をかけてくれたから「え、笑瓶さんは徘徊されてるんですか?」みたいなことを僕がいったんですよ。
「仕事やー!」って、しっかりツッコんでくれて。なんかね、僕、そのエピソードを本当に自分で忘れられなくて。
スッキリーより引用
まだお笑いタレントとしての仕事が少なかった頃、加藤さんがプライベートで道を歩いている時に、笑瓶さんがわざわざ車を寄せて話しかけてくれたといいます。
当時は、加藤さんから気軽に声をかけられるような間柄ではないほどに、笑瓶さんは、いわゆる大御所。
そんな笑瓶さんが、気さくに絡んでくれたからこそ、加藤さんも勇気を出したのでしょう。
加藤さんがいざボケてみせると、笑瓶さんはしっかりとツッコんでくれたそうです。
当時のやり取りを「本当に忘れられない」と振り返った後、加藤さんはこう続けました。
僕もそこから…できてるかどうか分からないですけど、笑瓶さんみたいに、そこまで僕が知らないと思ってる若手の子たちにも「お!」って声をかけられる限りはかけてあげようって。
それをきっかけで僕も思ったんですよね。だからすごいなーって。やっぱ、嬉しいじゃないですか。先輩に若手芸人が声かけてもらえるって。
しかもテレビ局じゃなくて道端でっていう。このエピソードが僕はずっと心に残ってるんですよね。
スッキリーより引用
笑瓶さんとのエピソードがきっかけで、自分自身もお笑いタレントの後輩に対し、気軽に声をかけるようにしているという、加藤さん。
「先輩でも、気を使わない先輩でいられることはすごい」と語っていました。
【ネットの声】
・素敵なエピソード。笑瓶さん、すごいなあ。
・加藤さんの笑瓶さんとの思い出話、泣ける。
・笑瓶さんって、すごくいい意味で大御所らしくない。
そこが慕われるんでしょうね。
人柄がよく、いろんな人に明るく接していたという、笑瓶さん。
笑瓶さんの人を大切に思う心は、加藤さんやほかの世代に、脈々と受け継がれていくのでしょう。
[文・構成/grape編集部]