『ピンク・レディー』増田恵子、グループ名の裏話を明かす 「終わった…と思っちゃった」
シングル曲『ペッパー警部』で鮮烈なデビューを飾り、以降『UFO』『サウスポー』など数々の名曲を世に送り出してきた、女性アイドルデュオ『ピンク・レディー』。
1970年代後半、社会現象を巻き起こし、今なおカラオケなどで『ピンク・レディー』の曲と振付を真似する人を目にします。
そんな『ピンク・レディー』のケイこと増田惠子さんが、2023年3月17日放送のラジオ番組『生島ヒロシのおはよう定食・おはよう一直線』(TBSラジオ)にゲスト出演。
『ピンク・レディー』というグループ名の誕生秘話を明かしました。
ピンク・レディー、グループ名は『白い風船』の候補もあった
増田さんと、ミーこと未唯mieさんからなる『ピンク・レディー』は、キャッチーなメロディとユニークな振付、そして健康的なセクシーさを感じる2人のビジュアルもまた、印象的でした。
『ピンク・レディー』というグループ名は2人のイメージにもぴったりで、今でこそそれ以外考えられませんが、デビュー前、『白い風船』に決定していたのだと、増田さんは番組内で明かしています。
芸名が『白い風船』っていうのに決まってたんですよ。そのほかにも『ミカン箱』とか『ちゃっきり娘』とかあったんですけど。
その『白い風船』に決まった時に、「終わった」と思っちゃったんです。だって、なんていうかフォークソングを歌うような感じじゃないですか。
生島ヒロシのおはよう定食|一直線ーより引用
ソウルフルな曲を歌いたかったという、『ピンク・レディー』の2人。イメージと違うグループ名に落胆したものの、デビューへの意欲が勝り、自分たちを納得させたといいます。
しかしその後、『ピンク・レディー』というグループ名への変更が伝えられた際には、「これで人生がぐるぐる回り出す」と、あまりの嬉しさに泣いてしまったという増田さん。
また、『ピンク・レディー』と名付けた、いわば2人にとっての『恩人』ともいえる、作曲家の都倉俊一さんの存在についても語っていました。
赤プリ(赤坂プリンスホテル)のバーでお酒を飲んでる時に思いついたんですって。「あの2人、『白い風船』じゃないな」って。
「あ、『ピンク・レディー』はどうかな」っていって、それで。生島ヒロシのおはよう定食|一直線ーより引用
増田さんが明かしたグループ名の誕生秘話は反響を呼び、決まりかけていた『白い風船』とのギャップにさまざまなコメントが寄せられています。
・もし『白い風船』でデビューしていたら、あの爆発的な人気はあったのだろうかと考えてしまう。
・『ちゃっきり娘』じゃ、売れていなかったかもしれない。
・都倉俊一さん、グッジョブ!
その後、作詞家の阿久悠さんとともに『ペッパー警部』を手掛けた、『ピンク・レディー』の名付け親である都倉さん。
もしかしたら、都倉さんの頭には、『ピンク・レディー』が歌う楽曲や、売り出すイメージがすでに描かれていたのではないかとすら思えるほどです。
売れるためには、アーティストの実力はもちろんですが、グループ名もまた、大切な要素の1つであると感じずにはいられません。
[文・構成/grape編集部]
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