2023年4月24日 11:00
「頻度は?」「タイミングは?」 鉄道会社が教える!電車のシートが『いつもキレイな理由』
窓や手すり、何十本も並ぶつり革も全部拭くとなると、かなり大変な作業になりそうですね。
※写真はイメージ
短い時間でどうやってきれいにしている?
JR東日本の管内で走っている車両は相当な数です。すべての電車をきれいにするには、それだけの時間が必要でしょう。
どうやったら毎日多くの車両の掃除ができるのかを聞いてみると…。
朝の通勤時間帯の運行を終えた車両は、車両センターに入区して日中の時間帯に清掃。
一方、夜の帰宅時間帯に運行を終える列車は、車両センターや、主に電車を置いておくために使われる線路『電留線』へ、1本ずつ順番に入区して清掃を行います。
車両センターや『電留線』へ入区した列車は、清掃員がすぐに乗り込んで清掃を行い、終了すると次に入区する列車に乗り込んで清掃、といった形で順番に行っています。車両センターに入るタイミングを日中と夜間の時間に分けて、順番に効率よく清掃することで車両をきれいに保っているのです。
また、日中の時間帯に清掃した車両は、夜間に再び走行することもあるので、1日の運行が終わったら、ごみ回収や車両床面の掃き掃除などの簡易的な清掃をしています。
※写真はイメージ
座席の隙間から忘れ物が出てくることも…
ちなみに、清掃中に乗客の忘れ物が見つかることもよくあるそうです。