「楽しく死に向かっていった」 娘が語った樹木希林さんの最期に反響
その夜樹木さんは、内田さんに手招きをして「ありがとう」と3回いったそう。
普段見せない樹木さんの様子に驚いた内田さんは、「そんなこといったら終わっちゃうみたいだからやめてよ、またあとでね」といって、樹木さんと握手を交わし、部屋に戻ったといいます。
そこから数時間後に、樹木さんの容態が急変。
家族が集まる中、内田さんはその場にいなかった父の裕也さんに急いで電話をつなげると、すぐに応答してくれたとのこと。
樹木さんは裕也さんの声が聞こえると、遠のいていた意識を取り戻し、見守る孫の手を強く握り返したそうです。
内田さんは、「痛みもなく眠るようにお別れができた、母らしい幕の閉じ方だなと思った」としみじみ語りました。
自身が患ったがんに関して、樹木さんは生前こう語っていたといいます。
とっさに亡くなってしまうような病気もあるし事故もあるし、人間にはいろいろな死に方があるけど、自分はがんという病気をいただいて、ありがたかった
徹子の部屋ーより引用
がんを患った樹木さんは、とてつもない恐怖や不安と向き合っていたはず。
しかし、誰もがネガティブに思うようなことも前向きにとらえ、一つひとつの準備を楽しむ姿を見せていました。