2023年5月3日 16:22
就活で凹む学生にビールを奢る男性 新幹線を降車する際、名刺をもらうと…
男性が降りる駅に近付くにつれて減速する車内で、特盛さんはこう尋ねました。
特盛さん「そういえば、おっちゃん、なんの仕事してるの?」
すると男性は「ああ、いってなかったね」といい、1枚の名刺を手渡します。
その名刺には、アサヒビールの営業職だと分かる記載がありました。「えっ?」と驚くと、男性はこう告げたのです。
※写真はイメージ
男性「アサヒビールをよろしく!」
ニコッと笑った男性は、そのひと言だけ残し、電車を降りて行ったといいます。
特盛さんは、当時のことを振り返り、こう語ります。
最高にかっこええなと思った。
本当に商品を愛しているのだろうし、それを誰かに知ってほしくて、多分彼は出張に行くたびに、僕以外の隣り合わせた人にもビールをおごっていたんだろう。
以来、ずっとアサヒビールファンだという特盛さん。不安や焦りを感じながら就職活動をしていた当時の特盛さんにとって、『社会人』として自社の商品に誇りを持ち、仕事に励む男性の姿は、まぶしく映ったに違いありません。
何気ない振る舞いが、誰かの人生に優しく寄り添ったり、ほんの少し勇気を与えたりするかもしれない…そんなことに気付かされるエピソードですね。