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赤ちゃんタヌキを保護しないで 環境保全センターの注意喚起に「知らなかった」「気を付けよう」

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赤ちゃんタヌキを保護しないで 環境保全センターの注意喚起に「知らなかった」「気を付けよう」

5~6月の時期、側溝の中や家屋の縁の下から、真っ黒な動物の赤ちゃんを見つけることがよくあるそうです。

2023年5月12日、神奈川県厚木市にある神奈川県自然環境保全センターは、Twitterである野生動物の保護について、次のような注意喚起を行いました。


仔ダヌキの #誤認保護 の事案が増えています。

側溝の中で仔ネコのような声が聞こえ、真っ黒な動物の赤ちゃんを保護してしまうというケースです。でも、ちょっと待って!親ダヌキは戻ってきます。



@hozenc_kanagawaーより引用

赤ちゃんタヌキを保護しないで 環境保全センターの注意喚起に「知らなかった」「気を付けよう」

※写真はイメージ

鳴き声や見た目から、子猫と間違えられやすいという、子ダヌキ。偶然に見つけた人が、親とはぐれたと思い保護してしまうケースが相次いでいるといいます。

しかし、近くに親がいないからといって、子ダヌキが迷子だとは限らないそうです。


子ダヌキを保護してはいけない理由とは


人間の生活圏の近くで子育てを行うことがある、タヌキ。

同センターによると、親がエサを探しに行く際は、子ダヌキを残して出かけているそうです。また、雨が降ったり、なにか危険を察知した際には、子ダヌキを1匹ずつ順番に運んで別の巣に引っ越すこともあるといいます。

人間が子ダヌキを保護してしまうと、親と引き離すことになり、自然界で生きていく機会を奪ってしまう可能性があります。また、人間の匂いが付くことで、親が警戒して子ダヌキの世話を放棄してしまうケースもあるそうです。

「見つけても触らず、そのままにしてください」とつづっていた、同センター。

投稿は拡散され「子猫や子犬とそっくり…」「側溝で見つけたら、タヌキだって分からない。これは大事なお知らせですね」「知らなかった!気を付けよう」などのコメントが寄せられていました。


善意のつもりで勝手に手を出すと、親子を引き離すことになり、親ダヌキを悲しませる結果につながりかねません。

動物の赤ちゃんを見つけた場合は、野生動物の可能性もあるので、むやみに触らずよく確認することが大切ですね。

[文・構成/grape編集部]

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