2023年5月30日 17:16
「肌に優しい洗剤って実は…」 あえて『オーガニックじゃない洗剤』を作った母の真意とは?
洗濯研究家として活動している平島利恵さん。「女性の普段の生活を快適に」という想いから、洗濯用洗剤・布ナプキンブランド『Rinenna』(リネンナ)を運営している、株式会社Heulie(ユーリエ)の代表取締役を務めています。
かゆいところに手が届く、さまざまな商品を世に送り出している平島さんに、商品の開発秘話を聞いてみました。
洗濯研究家の平島利恵さん
――株式会社Heulieを始めようと思ったきっかけは?
Heulieの始まりは布オムツ店だったんです。2011年の1月に息子が生まれて、その後すぐ東日本大震災に遭いました。
その時、赤ちゃんに必要不可欠な紙オムツが全部売り切れてしまって、仕方なく布オムツを使ってみたら「意外といい!」と感じたことがきっかけです。
洗ったらまた使えてコスパがいいし、ゴミを捨てる手間もありません。でも、当時売っていた布オムツが全然かわいくなくて…。
かわいさもあり、ずっと買い換えなくてよいワンサイズの布オムツが必要だと思ったんです。
平島さんが発売した布おむつ
――布ナプキンも出産時に考え付いた?
はい。お母さんあるあるですが、赤ちゃん自身は愛おしいんですけど、育てるのに慣れていないと身体の痛み、脱毛、不眠など、想定外のトラブルや弊害が起きるもの。