スマホから聞こえる相手の声が「なんか違う?」 ドコモが語る、からくりに「噂じゃなかった」「すごい仕組み」
みなさんは、「スマホから聞こえてくる相手の声は本物ではない」という話を聞いたことはありませんか。
実は本物の声ではなく『生成した音声』なのだといわれています。
これは本当なのでしょうか。その真偽を確かめてみました。
スマホから聞こえている声は本物?
スマホから聞こえる声について、株式会社NTTドコモ(以下、NTTドコモ)に聞いたところ、「携帯電話の通話音声は、非常に短い間隔で緻密に解析した情報を使って音声を生成する処理を行っている」とのこと。
本物の声をそのまま届けているわけではないということなので、うわさは本当だったのです。
では、携帯電話の通話音声にはどんな処理が行われているのでしょうか。NTTドコモに聞いてみると…。
まず送信側で音声を分析し、その分析結果の情報を送信。受信側で、その分析結果の情報を用いて音声を生成しています。
この『送信側での音声の分析』と『受信側での音声の生成』は、20ミリ秒間隔という非常に短い間隔で行われています。
とても短い間隔ながらも、元の音声波形との誤差が最小になるように分析して受信側で生成するため、送信側の話者の音声に非常に近く聞こえるそうです。