スマホから聞こえる相手の声が「なんか違う?」 ドコモが語る、からくりに「噂じゃなかった」「すごい仕組み」
加えて、「人間の聴覚特性を考慮して計算し、元の音声波形との誤差が最小になるように情報を選択することで、より近い音声になります」とのこと。
※写真はイメージ
固定電話から聞こえる声はどうなのか?
結論からいうと、固定電話は上記のような処理は行われていません。固定電話の場合、高周波数という音声の高い音の成分やビット数を減らして、送信側から受信側へ送る音声の情報量を小さくしています。
音声を音声波形のままで送っているので、聞こえてくる声は相手の声そのままといえるでしょう。
ただし、音声波形の情報のままなので、固定電話で送られる音声の情報量は携帯電話の約5倍もあります。
また、情報を軽くするために、高い音の成分をカットしているので、固定電話の音声はこもった音のように聞こえるのも特徴なのだそうです。
「スマホから聞こえてくる相手の声は本物の相手の声ではない」という話の真偽を確かめたところ、結果は真実でした。
とはいえ、膨大なデータをもとに生成されている声なので、本物に非常に近いものになっています。
生成された声と分かって聞いても、その違いに気付かない人は多いかもしれませんね!
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]
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