耳が聞こえない友達の『声』を、『ある表現』で伝えた男の子の優しさ
何かに取り組む中で、自分自身の特徴に気が付いたという経験はありますか。
日常のふとしたことを通して、自己理解は深まっていくものです。
漫画家の、羊の目。(hitsujinome)さんは、『自分の特徴』をテーマにした作品を公開しました。
『沙希ちゃんの声』
たかしくんと沙希ちゃんは、同じ小学校に通う同級生。
ある日、2人がいるクラスは、授業で自画像を描くことになりました。
絵を描くために、鏡越しに自分の顔をまじまじと見る沙希ちゃんは、あることが気になって…。
実は、沙希ちゃんは耳が聞こえません。
鏡に映った自分の顔を見て、『自分の声』がどんなものなのか、気になったのです。
そんなことを思いながら、沙希ちゃんが帰り道を歩いていると、たかしくんが合流してきました。
「沙希はいい声だぜ。たとえるなら…」と考え始めたものの、沙希ちゃんが慌てて止めに入ります。
沙希ちゃんの声が気になった、たかしくんが取った行動は
下校途中では沙希ちゃんに止められたものの、たかしくんは『沙希ちゃんの声』をどう伝えるか、家に帰ってからも悩んでいました。
すると、窓を開けた拍子に『ある表現』を思いつき、そのまま沙希ちゃんの家に電話をかけます。