【『ラストマン』感想8話】福山雅治と大泉洋、積み重ねた信頼の再確認
Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。
2023年4月スタートのテレビドラマ『ラストマン』(TBS系)の見どころを連載していきます。
かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。
ある程度生きていれば、誰しも触れてほしくない傷、ずっと隠しておきたいことの一つや二つある。
誰かへの不義理だったり、忘れられない恨みだったり、それは加害かもしれない、被害かもしれない。
隠しておきたいことを誰かが無理に暴こうとするとき、咄嗟に逃げるか、激しく怒るか。
さらに、もしそれが簡単に縁の切れない信頼している誰かなら。
アメリカから交換研修制度を利用して日本にやってきたのは、全盲のFBI捜査官・皆実広見(福山雅治)だった。
皆実はアテンド担当の護道心太朗(大泉洋)を相棒に、盲目ながら高い能力で捜査一課の難事件をいくつも解決していく。
当初は渋りながら皆実に同行していた心太朗との間にも、バディとして阿吽の呼吸が生まれつつある矢先、心太朗は皆実の来日の経緯と自分をアテンドに指名した理由を知ってしまう。
それは、心太朗の実の父親・鎌田國士(津田健次郎)