くらし情報『【『ラストマン』感想 最終話】福山雅治と大泉洋、2人の人たらしの越境と回帰』

2023年6月27日 12:18

【『ラストマン』感想 最終話】福山雅治と大泉洋、2人の人たらしの越境と回帰

2話、盲目の兄が薄暗いホテルの部屋で肉じゃがを煮ていた時、偶然に弟が魚を持って訪ねてきた。それは、義父から釣った魚を持たされたからだった。

幸せを信じる手がかりは、幾つかの偶然の連なりがもたらした。

繰り返し連なり、重なり合うカノンの音色のように。

【『ラストマン』感想 最終話】福山雅治と大泉洋、2人の人たらしの越境と回帰
【『ラストマン』感想 最終話】福山雅治と大泉洋、2人の人たらしの越境と回帰

それにしても、涙で湿った視聴者の頬を皆実の『ではまた来週』の一発で笑わせて乾かす最後のオチまでつくづく見事だった。

今作恒例のラストにタイトルが出たあとの一言、最終回は先に皆実の言葉を撮り、対する心太朗の返答は別撮りで、大泉のアドリブだったとのこと。

ものまね混じりのぼやきが、まさに大泉洋の真骨頂である。

人たらしの男に散々振り回されつつも、尽きぬ親愛がにじみ出た、護道心太朗の言葉であり大泉洋本人の言葉でもある。

【『ラストマン』感想 最終話】福山雅治と大泉洋、2人の人たらしの越境と回帰

いつもにこやかな皆実広見も人たらしだが、日々渋い顔でぼやきながら、それが愛おしい護道心太朗もまた、同じくらい人たらしだと思う。

こんな素敵なバディを短期間で解散させてしまうなんて勿体ない。

視聴者も思っているし、きっとデボラも、エージェントの彼女もそう思っているだろう。また会える日を楽しみにしている。


【『ラストマン』感想 最終話】福山雅治と大泉洋、2人の人たらしの越境と回帰

ドラマコラムの一覧はこちら

[文・構成/grape編集部]

かな
Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。
⇒ かなさんのコラムはこちら

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.