カーペットに『色むら』が? 疑問に日本カーペット工業組合が回答
リビングなどの床に敷くカーペット。
フローリングと比べて歩いた時の感触が優しく、足音や転倒時の衝撃も吸収してくれます。
便利なため多くの家庭で愛用されていますが、カーペットの選び方や手入れの方法など、あまり知らずに使っているかもしれません。
カーペット選びの参考に!
カーペットの需要の振興などに取り組む『日本カーペット工業組合』は、ウェブサイト上でよくある質問と回答を紹介しています。
カーペットの色がむらになる?
カーペットの毛足には、毛先がループ状になった『ループパイル』のほかに、カットして整えた『カットパイル』があります。
ふわふわとした柔らかな手触りが人気ですが、カーペットをなでるなどした際、色むらのような不思議な模様ができてしまうことも。
※写真はイメージ
この件について、同組合は次のように説明しています。
色むら(※業界用語=くも)のように見えることがありますが、大丈夫ですか?
カットパイルは、使用中にパイルの方向が部分的に異なり、雲状の色むらのように見えることがあります。
この現象はカットパイルの性質であり、これは品質上の欠陥ではありません。
日本カーペット工業組合ーより引用
『カットパイル』の毛先が一部、別の方向を向いている時に、色むらに見えるとのこと。
実際に色むらがあるわけではなく、品質に問題がなければ安心ですね!
ほつれの解決方法
同組合は、カーペットがほつれた時の整え方も紹介しています。
犬や猫などのペットと暮らしていると、爪がカーペットの毛足に引っ掛かってしまうことがありますよね。
そんな時、元通りにするのは難しいですが、このような手入れをすれば大丈夫だそうです。
ほつれたときは、どうしたらいいですか?
パイルがほつれた場合、ほつれの伝線を防ぐためにすぐにはさみでカットしてください。
日本カーペット工業組合ーより引用
「毛先をカットしたら、もっとあちこちほつれないかな?」と思っていた人もいるかもしれませんが、心配ご無用!
カーペットの毛足が引っ張られ、飛び出ていたら、周囲の毛と同じ高さにカットしておけば大丈夫とのこと。カーペットを使っている時のもやもやが解消されると、今まで以上にリラックスして、座ったり横になったりできそうです。
[文・構成/grape編集部]