2023年7月19日 14:11
【『VIVANT』感想初回】堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、鮮やかな個性が渦巻く冒険の始まり
なるほど無垢で頭でっかちの主人公と、無頼でダンディな男と無頼な男の頼れる相棒(野崎にはドラムという有能な男がサポートについている)、そして気丈で高潔な魂の女。
面白くならないわけがない、まさに黄金比である。今回、冒頭の砂漠から大使館前の白熱のゴールラインまで、時間も週明けの仕事の予定も吹っ飛んだように見ていた。
羊たちとともに疾走する馬に、瞬きを忘れた。
ラスト、乃木の体を大使館の一線を挟んで引っ張り合うシーンではその無茶苦茶さに笑いながら手に汗を握った。
子供の頃にわくわくしながら見ていた香港アクション映画のようだと思った。
それは今や当たり前になった、どんなエンタテインメント作品か事前に情報を入れて、自分の予想と答え合わせしながら見ている視聴体験とはまったく違う、鮮烈で素晴らしいものだった。
知らされていないという楽しさを、このドラマでは存分に味わいつくしたい。
そして、とにかく画面から溢れてくる熱と勢いが凄まじいから、こちらも気合いを入れて画面の前に座ろうと思う。
ぜひ皆さんもご一緒に。『VIVANT』で空前絶後の冒険を!
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[文・構成/grape編集部]
かな
Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。
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