バイトから帰宅したら、玄関で「え?」 中身に「涙が出た」「日本も捨てたもんじゃない」
――被災地の現状は。
まったくボランティアの人数が足りていないように感じます。物資を仕分けする人すら足らないほどに、とにかく人手がないので大変な状況です。
また、街にあふれかえった泥すら落とせておらず、災害廃棄物の回収も間に合っていません。
実は秋田県って日本一高齢化率の高い県(※内閣府調べ)なんですが、ボランティアとして活動できる年齢の人が少ないというのも関係していると思います。さらに、若者居住者の多い地域が冠水してしまっていて…。
若い人がいても、もちろん仕事もあるわけで。支援物資を届けてくれた配達員の男性も、自分の家が被災しているにも関わらず配達をしてくださいました。
その男性に支援物資を渡したら、涙を流していて…本当にみんなつらいと思います。
――寄せられた支援物資について。
もう本当に、ひたすら「ありがたい」という気持ちでいっぱいです。
届いた支援物資を見て、「なんて日本には優しい人が多いのだろう」と思いました。今必要な物を送ってくれる人が、こんなにもたくさんいることが、奇跡のように感じます。
『ほしい物リスト』経由でいただいた物資の中には、ギフトのメッセージが添えられていることもあって。