くらし情報『【『VIVANT』感想3話】一つの画面に違和感なく「二人の男」を同時に表現する堺雅人の円熟』

【『VIVANT』感想3話】一つの画面に違和感なく「二人の男」を同時に表現する堺雅人の円熟

だがエフの「いつだって俺を呼んでいるのはお前の方じゃないか」という言葉は、人格の分離と同時にエフと乃木の複雑な距離感も示唆していて耳に残る言葉だった。
【『VIVANT』感想3話】一つの画面に違和感なく「二人の男」を同時に表現する堺雅人の円熟

凄腕のハッカーだが何だか適当で飄々とした東条(濱田岳)そして野崎の作戦と、乃木の同期・山本(迫田孝也)の献身的な助力と、乃木の決死の疾走で誤送金を仕組んだ人物は明らかになった。


【『VIVANT』感想3話】一つの画面に違和感なく「二人の男」を同時に表現する堺雅人の円熟

しかし砂漠でエフが乃木に「俺たちにはやることがあるんじゃないのかよ」と叫んだ言葉、神社で意味ありげに一瞬映る祠(ほこら)。

乃木は初回、イスラム教にも敬意を表して祈りを捧げようとしていた。信仰やそれに対する敬意は何かの意味を持つのかもしれない。謎はまだまだ尽きない。

【『VIVANT』感想3話】一つの画面に違和感なく「二人の男」を同時に表現する堺雅人の円熟

一方で誤送金問題は次回で一旦決着となるようで、メインだと思っていたごちそうがまだコースの一皿目に過ぎなかったというのは、いかにも日曜劇場らしい豪華さである。

まだまだ後半を貪欲に味わえるよう、当方も心して待ちたい。

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[文・構成/grape編集部]

かな
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