「水はこまめに飲んで!」その理由に…ゾッ 知らないと怖い水分補給の落とし穴とは
災害級の猛暑といわれる、2023年の夏。
熱中症への警戒が呼び掛けられ、積極的に水分補給をする人も多いでしょう。
しかし、「水をたくさん飲めばいい」と思っている人は、要注意です。
熱中症に効果的な水分補給も、一歩間違えると体調不良を引き起こすことがあるというのです。
警視庁が『水中毒』に注意を呼び掛け
「『水中毒』をご存知ですか?」
こう呼び掛けたのは、警視庁警備部災害対策課のSNSアカウント。
喉が渇いたからといって、水を一度に大量摂取するのは危険だといいます。
「水中毒」をご存知ですか?喉が渇いたからといって、水をがぶ飲みするのは危険です。発汗で塩分が失われた体に一気に大量の水を摂取すると、血液が薄まり体内の塩分バランスが崩れて体調不良を引き起こすことがあります。
私は、自分好みの自家製経口補水液でこまめな水分・塩分補給を心がけています。 pic.twitter.com/uFgqZ7RiXd— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) August 7, 2023
警視庁によると、発汗によって身体から塩分が失われた状態で、一気に大量の水を摂取すると、血液が薄まってしまうそう。
その結果、体内の塩分バランスが崩れて、体調不良を引き起こすことがあるのだとか。
「こまめな水分補給を」とよくいわれるのは、このような理由があったのですね。
警視庁のSNS担当者は、自分好みの自家製経口補水液を作り、こまめな水分と塩分補給を心がけているのだとか。
担当者が「私の黄金比」と紹介している、自家製経口補水液の作り方がこちらです。
【材料】
・冷水2カップ
・塩3つまみ
・はちみつ小さじ2杯
・レモン汁小さじ2杯
これらの材料を、500㎖のペットボトルに入れ、よくシェイクして混ぜれば完成です。
保存には向かないため、その日のうちに飲みきるようにしましょう。
また、かき氷のシロップを少しだけ加えるとカラフルな見た目になり、子供にもおすすめなのだとか。
警視庁の呼び掛けには「水中毒のことを教えてくれて、ありがとう」「気を付けます」などの声が寄せられています。
暑い日には、つい一度に大量の水分をぐびぐびと飲みたくなってしまうもの。
しかし身体のためと思っていた水分補給が、かえって身体に負担をかけてしまっては、元も子もありません。
『水中毒』にならないように、正しい知識を身に着けて、健康に夏を乗り切りたいものです。
[文・構成/grape編集部]