【トリリオンゲーム 第8話・ネタバレあり】ついにハルたちトリリオンゲーム社と黒龍キリカが全面対決!?
ハルからの共闘の提案を、キリカは受け入れることができない。キリカにとってビジネスはすべてを手に入れることでしかないのだ。
ハルもガクもトリリオンゲーム社も、自分のものになる。それがキリカなのだ。
ハルのワガママを「仲間のためのワガママだ」と白虎あかりは言った。キリカのワガママは自分が勝ち続けるためだ。
二人はワガママ同士だが、その中身は違っている。だからこそ、キリカはここまでずっとひとりなのだ。
ハルに対して素直に「好きです」と言ってしまったあかりに対し、キリカが「羨ましい」と呟いたのも、彼女はそれを言ってしまった瞬間、ワガママでずっと勝ち続ける女・黒龍キリカではなくなってしまうからなのだろう。
そんなキリカにとっては、ハルとは一緒に焼き鳥をほほえみながら食べることではなく、ビジネスの場で戦うことが、ある意味、愛の語らいなのだろうか…。
一方のハルが何を考えているのかは、実はここまで来ても、まだよく分かっていない。
だが、あかりがハルのワガママを「仲間のためのワガママ」と言ったときに、笑顔を見せた。
こんなふうにハルの本心に触れようとしたのはあかりが初めてかもしれない。