食洗機って、結局何がすごい? パナソニックに聞いた真の実力に「ほしくなった!」
洗浄力は以下の3つの要素によって支えられています。
1.高い水温
2.高圧の水流
3.強力な洗剤
みなさんも冬場には食器洗いに、お湯を使う人が多いかもしれません。
実は食器洗い乾燥機では、それより高い温度、約60~80度のお湯を使って洗います。
豚や牛の脂が溶ける温度が約40~50℃なので、高温のお湯を使ってこれらの汚れを溶かそうというわけです。また、汚れをしっかり洗い流すために高圧の水流を使います。
山本さんによれば、主にファミリータイプの食器洗い乾燥機内部のノズルからは、帯状に高さ約2mにまで達するほどの水流が噴射されるとのこと。
この強い水流で、食器に付いた汚れを隅々まで洗浄するのです。
意外に思われるかもしれませんが、食器洗い乾燥機で使う洗剤は、市販の手洗い用製品とは成分が大きく異なる専用のものです。
市販の食器洗い用洗剤では、汚れにくっつき、引きはがす作用のある成分を含む界面活性剤が半分ほどを占めており、一般的にスポンジなどで泡立てて洗います。
しかし、食洗機の専用洗剤に含まれる界面活性剤はほんのわずか。代わりに、落としにくい茶渋なども落とす漂白成分、タンパク質などを分解し洗浄する酵素、アルカリ成分など、強い洗浄成分がメインとなっています。