くらし情報『【下剋上球児 第4話・ネタバレあり】『犯罪者になること』とは 南雲の周囲に見る、その現実』

【下剋上球児 第4話・ネタバレあり】『犯罪者になること』とは 南雲の周囲に見る、その現実

にも南雲や山住香南子(黒木華)、横田宗典(生瀬勝久)たちにも、これから余計な口出しはしない、勝手なことをしないと約束をする。

これだけ生徒たちにも息子にも大人にも良い影響を与えたところで罪を償うために人々の前から去らなければならない。だが、南雲が貫く沈黙は自分を信じて受け入れてくれた人々を傷つけるだけだった。

これこそが『犯罪者になること』なのだ…。

南雲脩司という人物像を見ていると、そもそもどうしてこの人が生活のためとはいえ、教員免許偽造などしてしまったのか全く信じられない。

皮肉にも警察に出頭したときに、警察官と顔なじみになるほど生徒のために何度も来て尽力していたことがわかる。まごうことなく、彼は理想的な教師である。

犯罪行為というのは『ちゃんとした人』ならどんなときでも犯さないものだと思う。
だけど、『ちゃんとした人』でも誘惑に負ける一瞬があるのかもしれない。

だがその一瞬が求めてくる代償はとても重い。生徒たちを、同僚たちや保護者たちを、家族を裏切ったことをどう償っていくのだろう。

落ちこぼれの野球部を3年で甲子園出場させる、理想的で完璧なはずの南雲脩司という教師につけられた『無免許教師』という大きな傷。

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