牛乳売り場で見る『成分調整牛乳』 何を調整している?選ぶメリットは?
具体的には、生乳から乳脂肪分、水、ミネラルといった成分の一部を除いたものです。
乳脂肪分を0.5%以上1.5%以下にまで減らしたものは『低脂肪牛乳』となり、さらに乳脂肪分を0.5%未満までカットした牛乳は『無脂肪牛乳』に分類されます。
『成分調整牛乳』の意外なメリットとは
『牛乳』も『成分調整牛乳』も同じ生乳を原材料としていますが、調整処理を行っているため、含まれる乳脂肪分の数値が異なります。
一般的に販売されている『牛乳』は、乳脂肪分が3.4%以上ですが、『成分調整牛乳』の多くは乳脂肪分が1.6~2.0%と両者には大きな差があります。
『成分調整牛乳』は脂肪分が少ないため、『牛乳』と比べるとカロリーが低いのが特徴。
しかし、乳脂肪分以外の栄養素は牛乳とほぼ変わらないため、カロリーを抑えつつ、牛乳と同じような栄養が摂取できます。

※写真はイメージ
また、牛乳よりも価格が安いのもメリットの1つ。実は取り除いた脂肪分はバターなどに加工して販売しているため、その分『成分調整牛乳』は価格が抑えられています。
牛乳よりもさっぱりとした飲み口なので、「成分調整牛乳のほうが好き」という人がいるかもしれません。