ハードルが高い弁護士相談 法テラスの助言に「心強い!」
長い人生の中、誰もがライフステージの節目節目で、さまざまな難問に行き当たります。離婚や債務整理、相続など、法的に解決しなくてはならない問題に直面する可能性はゼロではありません。
「困った。弁護士に相談したほうがいいのでは?」と思う時もあるでしょう。弁護士に相談したい場合、何から始めればいいのでしょうか。
『日本司法支援センター』(通称「法テラス」)に取材し、鏑木信行常勤弁護士にお話をうかがいました。
まずは気軽に、弁護士に相談しましょう!
※写真はイメージ
鏑木弁護士に「弁護士への相談の始め方」について聞きました。
――弁護士に相談したい時には、何から始めればいいのか。
「困ったな」「心配だな」と思ったら、それが法律問題であるか分からなくても、まずはお気軽に相談いただきたいなと思っています。
――法律問題かどうか分からなくても相談していいのか。
病気の場合は、熱があったり、ノドが痛かったり「病気かもしれないぞ」というサインに自分で気付くことができますよね。でも、法律問題の場合にはそれがありません。
例えば、生活が困窮している方の支援に当たっていると、背景に多重債務の問題があったり、本当は請求できる養育費をもらえていなかったり、理由なく解雇されて職を失っていたり、いろいろな法的問題を抱えている方が少なくありません。