【下剋上球児 第5話・ネタバレあり】教員免許は持っていなくても… 南雲と野球部員の交錯
ブログやSNSでドラマの感想や情報を発信して人気を博している、蓮花茶(@lotusteajikkyou)さん。
2023年10月スタートのテレビドラマ『下剋上球児』(TBS系)の見どころを連載していきます。
教師という職業に、教員免許という資格が必要なのは間違いない。
だが、教員免許を持たなくても、大人として子どもたちに対してどうあるべきなのかが問われた回だったと思う。
南雲脩司(鈴木亮平)の壮絶な過去が担当弁護士の榊原(伊勢志摩)にぼつぼつと語られ始めた。
両親から捨てられ生活もままならない幼い南雲を救ったのは教師の寿(渋川清彦)だった。寿は自宅に南雲を住まわせて、『生活する』ことを教えてくれた。
おそらく、担任の仕事の範疇から逸脱していると思う。
でも寿にとっては教師としてだけではなく、大人として、社会から見捨てられた子供が一人でしっかり生きていけるように育てたかったのではないか。
中学を卒業してすぐ働くと言った南雲に、高校への進学を勧めたのも寿だ。進学した南雲はそこで賀門監督(松平健)と出会い、野球部に入ることになる。
南雲の境遇はまさに、姉と祖母のために働かねばならない根室知廣(兵頭功海)