「人生300回目くらいか」「信念に号泣しました」 pecoが語った『家族の話』が温かい
2023年12月3日放送のバラエティ番組『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)に出演した、タレントのpeco(ぺこ)さん。
母親から受け継いだ、子育てに関しての考え方について語りました。
pecoの原点、自分を好きでいられる大切さ
pecoさんは、5歳の息子さんの母親として日々子育てに励んでいます。
自身がどのように育てられたかについて振り返ると、母親から怒られたり、やりたいことを否定されたりしたことが、ほとんどないとのこと。
母親に「自分のことを好きでいられる子になってほしい」との想いで育てられ、願いの通りに成長したことを「大成功だよ!」と笑顔で語りました。
想いを受け継ぎ、同じ方針で子育てをするpecoさんに向けて、母親はこのようなメッセージを送っています。
自分を好きでいられないと、人のことを好きになれないから、自分のことを好きになるような子育てをしてきたつもりです。
哲子(peco)は、あまり物事を深く考えていなくて、あっけらかんとしているところがあります。
孫も、宿題ができなくて泣いて寝ても、朝になったら明るく「おはよう」という子です。「まあいいか」と思って前に行けるのは、哲子のいいところに似たんだと思います。
そして彼は、本当に心根の優しい子です。そういう優しいところは、ryuchellにそっくりやし、子供ながらにママのため、自分がしっかりせんといかんと思っているみたいです。
おしゃれクリップーより引用
メッセージを受けたpecoさんによると、息子さんの優しさは完全に夫から受け継いでいるとか。
pecoさんは、2016年12月にタレントのryuchell(りゅうちぇる)さんと結婚後、2022年8月に離婚して、夫婦の枠にとらわれない人生のパートナーとなる『新しい家族の形』を選択し、賛否両論を巻き起こしました。
2人の動静に注目が集まる中、2023年7月にはryuchellさんが27歳という若さで逝去。
大きな悲しみに襲われたpecoさんですが、「ryuchellがここにいなくても変わらない」として、次のように語っています。
「ryuchellがいなくなってしまったから、この家族の形は終わりだね」とかっていうわけじゃまったくなくて。ryuchellがここにはいなくなってしまっても、私たちが家族であること、息子のパパであることはこれからも、何があっても変わらないことだし。
もしかしたら特殊かもしれない家族の形を、これからも私は今まで通り「こんな家族もあるよ」っていうのは、やんわーり知ってもらえたらいいなという想いではいますね。
おしゃれクリップーより引用
どのような荒波を受けても、人生を前向きに歩んでいるpecoさん。
ryuchellさんのことを想いつつ、改めて自分のこれからについて述べています。
家族がいるから、私は日々前を向いていけるし、ryuchellがいなくなっても、ryuchellが遺してくれた宝物の息子と一緒に。
思い出にフタをするんじゃなくて、前を向いて、心機一転じゃないですけど。
ここからまた、ryuchellを胸に頑張っていきたいよねって日々思ってるし、ryuchellに「安心して見ててね」って。
本当にそう思ってるので。
安心して見ててもらえるように、これからもやっていきたいなと思っていますね。
おしゃれクリップーより引用
一部からは「pecoさんとryuchellさんの子供として生を受けた息子さんが、自分の家族についてどう思うだろうか」と心配する声が上がっていました。
しかし、太陽のようなpecoさんから『自分を好きでいること』を学び、人を愛せる息子さんには、無用な心配なのかもしれません。
番組を観て胸を打たれた人たちからは、このような感想が多数寄せられました。
・年上の私から見ても芯がある。生き方がかっこいいです!
・あんなにつらい経験をしているのに…pecoちゃんの信念に号泣しました。
・ありのままの自分を好きでいられること、本当に大事ですね。
・人生300回目くらいかと思うほどすごい。
これからも、大好きな家族とともに人生を歩み続けるpecoさん。
その人生が温かなものであることを、多くの人が祈っています。
[文・構成/grape編集部]