2024年4月15日 10:00
なんで柿の種にはピーナッツが? 創業メーカーの回答に「そんな説があったとは」
現在は赤トウガラシを使用する『柿の種』
現在でも浪花屋製菓では、初代の作った『元祖 柿の種』を受け継ぎ、良質な原材料と製法にこだわって製造しています。
ただし、現在ではコショウの代わりに赤トウガラシを使っているそうです。
上村さんいわく、「コショウを使っていたのは戦前の早い時期までではないか」とのこと。戦争によって物不足となり、工夫改良した結果とも考えられるそうです。
浪花屋製菓の『柿の種』が全国的な人気を博するようになったきっかけは、進物用の大型の缶に入れた製品を開発したことだといいます。
進物用缶に入った『元祖 柿の種』は2024年も健在
それまで『柿の種』は量り売りでしたが、すぐに湿気てしまうため、いつでもおいしくみんなで食べられるよう適切な量にし、ビニール袋に入れてから缶に封入。
子供も喜ぶ人気製品としてお届け物やお歳暮などに使われ、人気が上昇したそうです。
『柿ピー』が生まれた理由
『柿の種』というと、ピーナッツが入った製品を思い浮かべますよね。
しかし、浪花屋製菓が生み出した『元祖 柿の種』にはピーナッツは入っていません。
いつから柿の種にピーナッツが入ったのかを上村さんにうかがったところ、3つの説があるそうです。