議論を呼んでいる『マルハラ』 俵万智の金言に胸打たれる 「素敵な言葉」「感動しました」
と、句点を指すような一首を詠んだのです。
きっと俵さんは、『マルハラ』と呼ぶほど、句点を恐れる若者に、恐怖の対象ではないことを優しい表現で伝えたかったのでしょう。
また、言葉のプロでもある俵さんは、この一首を通して、文章の文末に『。』を付ける美しさや、年齢と句点は関係がないことも伝えたかったのかもしれません。
『金言』とも呼べる、俵さんの心に響く一首に、絶賛と感動の声が寄せられています。
・『おじさん構文』『おばさん構文』と揶揄(やゆ)する文化。優しい世界になってほしい。
・最高です。
日本語の優しさを伝えてくれて、ありがとうございます。
・句点が怖いと思う人たちに、ぜひ読んでほしい。
・言葉を生業にする人は違うなあ。感動しました。
・ギスギスした気持ちを解きほぐしてくれる、素敵な言葉…。
言葉の使い方は、時代によって変わりゆくもの。
手軽にやり取りができるメッセージアプリの普及によって、句点が除かれたやり取りが増えてはいるものの、美しい日本語で物事を表現する大切さは、どれだけ時が経っても変わらないはずです。
俵万智さんが歌で詠んだように、句点を『マル』だと思えば、苦手意識を克服できるかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]