ドライアイスの効果的な使い方は? 方法に「勉強になる」「意識します」
ドライアイスは、スーパーでアイスクリームや冷凍食品を購入した際、冷やしながら自宅まで持ち帰るために欠かせないものです。
ドライアイスをより効果的に使うためのポイントや取り扱う時の注意点などを、東京ガスの暮らし情報メディアサイト『ウチコト』からご紹介します。
ドライアイスをもっと効果的に使う方法
食品をしっかりと冷やしてくれる便利なドライアイスは、固体の状態の二酸化炭素です。
そのため、溶けると液体状になる氷とは違い、ドライアイスはすぐに気体となって気化します。
ちなみに、ドライアイスから出てくる白いもやもやとしたけむりのようなものは、空気中の水分が冷たいドライアイスに触れて凍ったもの。二酸化炭素そのものではありません。
ドライアイスは食品を冷やしておくのにとても便利ですが、放っておくとどんどん気化してしまい、自宅に戻るまで十分保たないことも。
東京ガスの暮らし情報メディアサイト『ウチコト』によると、ドライアイスをより効果的に長持ちさせるには、気化を遅らせる必要があるのだといいます。
【ドライアイスの効果的な使い方 1】新聞紙などに包む
ドライアイスを新聞紙や布に包むと、気化するスピードを抑えることができます。
【ドライアイスの効果的な使い方 2】置き方に注意する
冷気は下へ下へと降りていく性質があります。そのため、ドライアイスは冷やしたい物の下ではなく、上に置きましょう。また、箱に複数の食品を入れてドライアイスで冷やす場合、物と物の間に隙間を空けておくと、瞬時に隙間に冷気が回るので、効果的に冷やすことができますよ。
【ドライアイスの効果的な使い方 2】置き方に注意する
氷の上にドライアイスを置くと氷が溶けるのをドライアイスが防いでくれます。
【ドライアイスの効果的な使い方 4】急速冷凍にも使える♪
ドライアイスを細かくして保冷する物の周りに敷き詰めると、急速冷凍することができます。大きなドライアイスは中心部から割ると細かい破片が出にくく、無駄なく使えますよ。布や新聞紙などを敷いた上にドライアイスを置いて割ると、安定します。
ウチコト(東京ガス)ーより引用
ドライアイスの使用時に注意することは
『ウチコト』では、ドライアイスを使用するの際の注意点に関しても紹介してくれています。
素手で触らない
まずは、素手で触らないこと。もちろん、口に入れるのもNGです。ドライアイスは水を凍らせた氷よりも非常に温度が低く、約-79℃にもなります。素手で触ると凍傷になる恐れがあるため、扱う際は厚手の手袋の着用、新聞紙で包むなどの工夫が必要です。
特に、子供がうっかり触ってしまったり、口に入れたりすることのないよう、注意しましょう。
密閉容器に入れて蓋をしない
気化したドライアイスは、もともとの体積の750倍にもなります。そのため、容器に入れて密閉すると破裂する恐れがあり危険です。
瓶やペットボトルなど、密閉される容器に入れるのは絶対にNGです。
換気をする
ドライアイスは二酸化炭素が気化していくため、どうしてもその場所の二酸化炭素濃度が高くなってしまいます。密室で扱うと酸欠によるめまい・頭痛などが起こる可能性があるため、ドライアイスの使用や運搬は、必ず換気をよくしましょう。
食品を保冷するアイテムとしてとても便利なドライアイス。
便利な使い方や使う際の注意点などを改めて確認し、より効果的に活用していきましょう。
[文・構成/grape編集部]