雨が降る前の匂い、アレって何? 芳香剤の会社に聞いてみると、予想外の回答が…
主に雨の降り始めに感じられる匂いです。
ゲオスミン
ゲオスミンとは、土に住むバクテリアが繁殖する時に作り出す匂い成分です。カビ臭の1つで、雨水によって拡散して雨水の蒸発とともに匂いが強まります。ギリシャ語で『大地の匂い』を意味しており、主に雨上がりに感じられる匂いです。
これら2つの性質を考慮にいれると、『雨の降り始めと雨上がりで匂いが違う』と感じるのにも納得がいきます。
雨が降る前に『雨の匂いがする』のはなぜか
※写真はイメージ
では『降水前に雨の匂いを感じる』のはなぜなのでしょうか。
京都リフレ新薬によれば「ペトリコールを含んだエアロゾルが風によって運ばれてきたことが理由と考えられる」とのことでした。
エアロゾルが放出されやすいのは『軽めの雨』とされます。そのため、降水前に別のエリアでの小雨によって発された『ペトリコール』を嗅ぎ取り、雨を予知しやすいというわけです。
雨の匂いが好きな人におすすめの香りは
しっとりと落ち着いたイメージがある『雨の匂い』を魅力的に感じる人は少なくありません。そこで、京都リフレ新薬の担当者に雨の匂いが好きな人におすすめの香りを聞いてみました。
担当者によれば「雨の匂いは1つの成分だけではなく、さまざまな匂い成分の複合体なので『この香り』とは申し上げにくいのが実情です。