2024年3月21日 17:10
退去時の敷金は返ってくる? 引っ越し時の最適な対策も合わせて解説
国土交通省の『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』では、原状回復の費用負担のあり方についての基準を示しています。
それによると、入居者が掃除を怠けたり、わざと壁に穴を空けたり、汚してしまったりした場合は、修理費用は入居者が負担しなければなりません。
しかし、物件を入居者が丁寧に使っていても、使い続けていれば多少の汚れや劣化は発生してしまうもの。通常使用による経年劣化や日焼けなどの自然現象が原因であれば、修理費用は貸主の負担になります。
敷金を多く返還してもらうためのポイント
重要なのは、なるべく入居開始時から劣化させないことです。そのため入居中は、家具の配置や使用方法に注意しながら過ごしましょう。たとえば、下記のような対策がおすすめです。
・床にラグを敷くことで家具の移動や使用による床面の傷を防ぐ
・椅子の脚にクッションツールを取り付け、床面の傷を防ぐ
・家具や装飾品の取り付けによる傷や跡を防ぐために、壁にソフトクッションを貼る
・退去前に部屋の壁や床に付いた汚れやシミ、洗面台やトイレ、キッチンの水垢汚れなどを掃除する
これにより、返還される敷金の額が大きくなる可能性が高まるほか、退去後のトラブルも回避できます。