「障がい者はお礼を言わなくていい」に反論 車いすアイドルの意見に反響
そういった、『健常者では当たり前のようにできること』にお礼をすることについて、「障がい者に対する感謝の強要ではないか」という意見も上がっているのです。
猪狩さんは、1人の車いすユーザーとして、持論をこのように展開しました。
車椅子ユーザーとして手助けをしてもらったら感謝の気持ちを持ちたいと常に発信しているのですが、時々「感謝の気持ちを強要している」とか「普通の体験をしているだけなのに感謝の気持ちが必要なのか?」など色々な意見をいただきます。
感謝ってそんな理屈で考えるものなのでしょうか?「ありがとう」って言った方も言われた方も気持ち良くなれる無敵な言葉だと思うんです。言える機会があればどんどん言った方がいいと思うんです。
ありがとうって漢字で書くと「有難う」ですよね。難が有るときこそありがとうなんです。自分が困難で困っている時、手助けしてもらった時こそ「ありがとう」なんです。
“強制されている”や、“言わなければならないという義務感”なんて全くないんです。
そこに理由や理屈なんて必要ありません。ただただ気持ちの良い言葉として発してます。ありがとうって言ったほうがお得なんです
@igari_tomoka3ーより引用
前述したように、社会はマジョリティに合わせた仕組みになっているため、障がいを抱えている人の生活には、さまざまな困難が生じます。