『危険なゴミ』の注意喚起 捨ててあったのは…「世も末ですな」
国の天然記念物に指定されている、奈良公園のシカ。
野生のため、自然に生えている葉などを食べるほか、公園の周囲で販売されている『鹿せんべい』も、おやつにもらっています。
※写真はイメージ
『鹿せんべい』の主な材料は米ぬか。紙で束ねた状態で販売されており、売り上げの一部はシカの保護活動に使われているのだとか。
江戸時代から続く『シカと人間が触れ合う方法』として、観光客から人気を集めているのですが、人間の身勝手で命に関わる問題が起きていました。
人間のポイ捨てがシカを脅かす
「『鹿せんべい』をビニール袋に入れたまま捨てないでください」
奈良県のシカを守る活動を行っている、川地祥介(@ncbutwDsL0UC6np)さんは、X(Twitter)上でそのように注意喚起をしています。
観光客が、持ち運びやすいように持っていたビニール袋に『鹿せんべい』を入れたのでしょうか。
川地さんによると、『鹿せんべい』がこのような状態でポイ捨てされていたといいます。
そもそも、ポイ捨て自体が地域を汚すマナー違反。
ですが、ビニール袋に入れられた『鹿せんべい』は、さらに悪影響が懸念される状態なのです。