ステンレスが白く変色するのはなぜ? 企業の解説に「初めて聞きました」
ステンレスの一部が白く変色してしまった…そんな経験はありませんか。汚れかと思って洗剤でお手入れしてもなかなかきれいに落とせず、困っている人もいるでしょう。
本記事ではパルシステムの公式サイトより、ステンレスが白く変色する原因について紹介します。
変色の原因は『孔食(こうしょく)』
ステンレスが白く変色する原因は、部分的に発生する『孔食』というサビの一種だそうです。
ステンレスの主成分は鉄ですが、一定量のクロムを混合した合金。クロムが空気と反応することによって、表面に『不働態皮膜』という薄い膜を生成し、サビの進行を防ぎます。
しかし汚れたり水滴が付いたりすると、不働態被膜が生成されない状態が続き、サビが発生して白くなるそうです。
水道水や食材に含まれる、酸や塩素イオンによって、不働態皮膜が侵されて剥げたようになり、白っぽく色がくすんだように見えたり、黒茶色に変色したりする場合があります。
パルシステム公式ーより引用
このような孔食は部分的に発生することから、「塗装やコーティングが剥がれてしまった」と思う人もいるようです。しかしステンレス製品には塗装やコーティングは施されていません。