変色したリンゴが10分で元通り! 農水省の裏技に「考えもしなかった」「マジかよ」
皮をむいたリンゴは時間が経つと変色します。
変色を防止する方法もありますが、うっかり忘れていて茶色くなってしまったら、「もう諦めるしかない…」と思っていませんか。
実は、変色したリンゴを『きれいな色に戻す』方法があるのです。
変色したリンゴの色を約10分で戻す方法
皮をむいて変色したリンゴを食べても味に変わりはなく、おいしくいただけるのですが、やはりきれいな色のリンゴを食べたいと思う人も多いでしょう。
「変色したリンゴは嫌だな…」と思うのなら、農林水産省がおすすめする方法を試してみてください。なんと変色したリンゴがたったの10分できれいな色に戻るそうです。
色が変わってしまったりんごは、果汁100%のオレンジジュースに約10分間ひたしておくと、きれいな色に戻ります。これは酸化が進んで褐色になった部分をビタミンCが還元(かんげん)するからです。
農林水産省ーより引用
思わず「へえー!」と声を出してしまいたくなるような裏技ですね!100%のオレンジジュースと容器さえあれば、自宅ではもちろん、職場や学校のランチタイムや、ピクニックに出かけた先でも手軽にできそうです。
この方法で色を戻すと、リンゴにほんのりオレンジジュースの風味が付くこともあるのですが、少しアレンジしたデザート感覚で楽しめるのではないでしょうか。お昼の息抜きにちょっとした嬉しさがプラスされそうです。
皮をむいたリンゴが変色する理由は
農林水産省では皮をむいたリンゴが変色してしまう理由も説明していました。変色の原因は『酸化』が関わっているそうです。
皮をむくと、りんごの果肉に含まれるタンニンなどが空気にふれることで、酸化(さんか)が進んで褐色(かっしょく)の物質に変化するからです。
農林水産省ーより引用
リンゴの変色防止には『塩水に浸ける』『砂糖水に浸ける』『ハチミツ水に浸ける』などいくつもの方法があり、それぞれに使っている成分で『空気に触れないようにする』というバリア機能をプラスしています。
どの方法も理にかなったものだったのですね。
また、『レモン水に浸ける』という変色防止方法もあります。これはレモンのビタミンCがリンゴよりも早く空気に触れて酸化する性質を利用している方法です。確かに、先に酸化を抑えてしまえばリンゴの変色防止につながるのも納得ですね。
新たに加わる風味も楽しんで
どの方法もほんのりとリンゴに違う風味がプラスされ、おいしさもアップする嬉しいメリットがあります。それでも変色してしまった場合には、果汁100%のオレンジジュースに浸けて、色戻しをしてみてください。
化学に裏付けされたこの裏技。知ったらやりたくなった人も多いのではないでしょうか。
リンゴをきれいな色に戻しておいしく食べられるのはもちろん、ご家庭ではお子さんの長期休みの自由研究などにも使えそうです。
農林水産省の情報を参考に、ぜひ試してみてください。
[文・構成/grape編集部]
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