お米を出して「ん?」 粒の色の違い、実は…「知らなかった!」
主食として、食卓に並ぶ頻度が高いお米。
炊飯の準備をしている時に、ふと気付いたことはありませんか。
「よく米粒を見ると、白いのが混ざっているな」
精米された米粒を見ると、大体が半透明ですが、たまに白っぽい粒が混ざっているのです。
※左側が白、右側が半透明
「傷んでいるのかな。なんだか固そう」などと心配になりますが、食べても問題はないのでしょうか。
この白い米粒について疑問に思う人は多いようで、農林水産省のウェブサイトには、解説が掲載されていました。
真っ白いお米は「乳白粒」「しらた」などと呼ばれています。
お米が実る際の初期から中期に、高温条件や低日照量などに遭遇すると発生します。
お米のデンプンが十分に生成できないことで、お米の中に空気が多く入り、光が乱反射して白く見えます。
乳白粒に身体に悪い物質を含んでいるということはなく、食べても害になりません。
農林水産省ーより引用
白い米は『未熟粒』の一種。
天候により、稲の生育が途中で止まるなどすると、もち米のように白濁化した米になることがあるようです。
半透明の米と比べて、デンプンが少ないため、洗っている時に力を入れると割れやすく、炊いたらやや柔らかいという特徴も。
ですが、半透明の米に極少量の『未熟粒』が混ざっているだけなので、炊いた時に味に大きな影響はないとか。
食べて健康に支障が出るわけでもないので、気にせず炊飯してよさそうですね。
気になる謎が解けた後は、安心してご飯を食べられることでしょう!
[文・構成/grape編集部]