引退した元警察犬たち 暮らしていた場所に… 「悲しすぎる」
アメリカでは、警察犬や爆発物探知犬などとして多くの犬が日々活動しています。
そのような犬たちは仕事を引退後、犬の世話役であるハンドラーの家族になったり、新たな里親のもとで暮らしたりしています。
ペンシルベニア州にある『K-9 Hero Haven』は人間に奉仕した犬たちが落ち着いて暮らせる場所を提供し、里親探しをする保護施設。
しかし、この施設にいる犬たちは穏やかな引退生活を送るどころか、想像を絶する環境にいることが分かったのです。
かつて『ヒーロー』と呼ばれた犬たちが…?
2024年、州の動物に関する行政機関が『K-9 Hero Haven』の定期的な立ち入り検査を行いました。
そこで職員が目にしたのは、犬たちの安住の地とは真逆だったのです。
犬小屋は排泄物と血にまみれ、飲み水は不衛生で緑色になっていました。
かつては引き締まって力強かった犬たちの体は、治療を受けていない病気によりすっかり弱っていたといいます。
※画像はFacebook上で閲覧できます。
30匹近くの犬が助け出される
行政機関から知らせを受けた動物保護団体『ペンシルベニアSPCA』は数か月に渡って、30匹近くのジャーマン・シェパードやラブラドール・レトリバーを保護しました。