プールといえば塩素のにおい 入れる理由に「すごく大事」
基準通りに入れていれば大丈夫です。塩素に限らず、一般の化学薬品はなんらかの有害物質や危険物質といわれるものが存在する可能性があります。
塩素も細菌やウイルスなど、微生物の活動を弱めたりする力があるので、高い濃度であれば人間にも害が及ぶことも考えられます。そういった意味では危険ともいえます。
ただし、プールで使用する塩素の量は非常に少ないので、人間の身体に害を及ぼすものではありません。
皮膚が非常に弱い方、アレルギー体質の方の場合には、何らかの症状が現れるケースも報告されていますが、基本的には基準通りの使用なら問題ないとされています。
それよりも感染症がまん延するほうが危険といえるでしょう。
※写真はイメージ
青いタブレットの塩素剤が減った理由
プールの塩素消毒というと、プールの底に沈んでいた青いタブレット型の塩素剤を思い出す人がいるかもしれません。
実はあの青い塩素剤は、2024年の今ではほとんど見られなくなっています。
日本プールアメニティ協会に理由をうかがったところ、以下のような答えがありました。
確かに昔は多くのプール施設、特に学校のプールでは、直接投入するタブレットの塩素剤が見られました。