プールといえば塩素のにおい 入れる理由に「すごく大事」
塩素化イソシアヌル酸、次亜塩素酸カルシウムなどの成分です。これらはプールに直接投入し、水中で徐々に溶解してプール全体に拡散します。
ただ、溶解状態が水温や水流などの影響で一定せず、プール水全体での塩素濃度管理が大変難しいものでした。
そこで、各メーカーが固形塩素剤の溶解注入器を用いるようになったり、液体塩素の自動注入を行うようになったりしたことで、塩素濃度の管理が比較的容易になりました。
従って、近年ではプール底部に固形塩素剤が目に付くことが少なくなったといえます。
つまり技術の進歩によって、あの青い塩素剤よりよい方法が開発され、使われなくなったというわけです。
みんなが利用するプールの場合、国が基準を定めており、消毒・殺菌のために水を一定の塩素濃度に保つ必要があります。これにより遊泳者が感染症に罹患するのを防いでいたのですね。
プールの塩素臭は一種の夏の風物詩ととらえて、安心して楽しみましょう。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]
取材協力公益社団法人 日本プールアメニティ協会
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