「ちょっと飲んだだけ…」でも要注意! 飲みかけのペットボトルは…
口内にいる細菌が、口をつけて飲んだペットボトル飲料などに入り込んだとしても、すぐに危険な状態というわけではありません。
しかし、菌が増殖すれば品質が落ちることになり、有害な細菌であれば健康被害につながります。
また、開封したペットボトル飲料では、細菌だけでなくカビや酵母が繁殖する場合もあります。
微生物、特に酵母が飲料中で繁殖して発酵すると二酸化炭素が発生し、ペットボトルの内圧が上昇し、膨張・破裂することも。
飲み残しのペットボトルの破裂による事故で、骨折や眼の損傷などの重いケガにつながった事例も報告されています。
夏場は、温度が高くなる炎天下やエンジンを切った車中はもちろん、部屋に飲みかけのペットボトル飲料を放置することはやめましょう。
埼玉県食品衛生協会に聞いた、ペットボトル飲料を衛生的に飲むポイントは以下の通りです。
・直接口をつけずにコップなどに注いで飲む。
・できるだけその場で飲み切る。
・飲みかけのものは冷蔵庫に入れて、早めに飲み切る。
・短時間で飲み切れる小さめのサイズを選ぶ。
最後に、ペットボトル飲料を衛生的に飲むためのアドバイスを聞きました。
口を直接つけなければ、口の中の細菌がペットボトルに入ることは防げます。