チョコモナカジャンボの『パリパリ感』 予想外の正体に「マジかよ!」
実はモナカのパリパリ食感が損なわれる大きな要因は、アイスからモナカに水分が移行することです。それを防ぐために、モナカの隅々まで『チョココーチング』をスプレーしています。
さらに上下のモナカが重なる両サイドに『チョコの壁』を作ることで、チョコレートがモナカを隙間なく覆い、モナカの吸湿を防いでいるのです。
──あの『チョコの壁』には、そのような意味があったのですね。
また製造してから時間が経過すると、モナカが吸湿して食感がやわらかくなってしまうものです。それを防ぐために、製造してからお客様に召し上がっていただくまでの日数の短縮を目指しています。
──大量生産ですよね。難しくないのですか。
鮮度を守るために大量の作りだめを行っておらず、細かく在庫を管理しています。そのほかに取り組んでいるのが、気象データの活用によって正確に需要を予測する、『鮮度マーケティング』です。
──アイスは賞味期限がありませんよね。『鮮度マーケティング』は業界でも珍しい取り組みなのではないですか。
そうですね。異例だと思います。
『パリパリッ』にこだわる理由とは…
──そもそもなぜモナカアイスをあそこまでパリパリにしようと思ったのですか。