くらし情報『コロナ禍で注目された不織布 メーカーに聞いた!マスク以外の使い道』

コロナ禍で注目された不織布 メーカーに聞いた!マスク以外の使い道

逆にいえば用途によって、最適な素材・製法を選択し、求められる物性を発現できることが特徴ともいえます。

例えば赤ちゃんのオムツに使われる不織布であれば、柔軟性(肌触り)や通気性、マスクであればウイルスをブロックするフィルター性能が求められます。

産業用フィルターであれば、対象物を濾過するために適した目の細かさ、油吸着材であれば親油性や嵩高性が求められます。

これらの求められる物性を実現できるように、最適な素材、最適な製法を選択して作られているのです。

ニーズから逆算して作られるので、それぞれのニーズを満たす不織布となります。「不織布」とひと口にいっても、さまざまな製品で活用されているのはこのためです。

不織布は何に使われているのか?

具体的にどんな製品で不織布が使われているのでしょうか。『MAL』に、不織布の用途についてうかがうと…。


衛生材料・生活資材関係として、一番多く使われているのはオムツです。

ほかにはマスクや生理用ナプキンや、衣料保護カバー、コーヒーフィルター、台所のゴミ取りネットなど、多岐に及びます。

産業資材関係では、自動車の内装材、産業用フィルター、農業用シート、油吸着シートなど、幅広く使われています。

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