カマボコに板が付いている理由は… 意外な役割に「だからおいしいのか」
日常の食卓に、お祝いの日に、ちょっとした間食に…。多くのシーンで人気のあるカマボコですが、多くの地域では底に長い板が付いています。
「邪魔だな」と思うこともあるかもしれませんが、意外な役割がありました。
カマボコの板には役割があった
多くの地域のカマボコは、底に板が付いています。「スライスする時のまな板代わりにちょうどいい」という人もいるかもしれませんが、本来の役割は少し異なります。
カマボコ製品を多数製造・販売している『紀文』によると、カマボコの板には次のような理由があるそうです。
カマボコに使うすり身は柔らかいので崩れないように板の上に乗せてつくられます。板が余分な水分を吸収しておいしさを保ちます。
紀文ーより引用
魚のすり身を蒸す工程を経て作られるカマボコは、蒸す前の状態では崩れやすいのでしょう。それを防ぎ、お店で見かけるあのきれいなアーチ状にするために、下に敷く板が必要ということですね。
開封後も重要な役割がある
また、購入して小分けにしながら食べている間には水分が出てきます。その水分を吸収しておいしさを保つのも、あの板の役割とのことでした。
底の板はカマボコにはなくてはならない、縁の下の力持ちだったようです。