「何でピンク?」「板から外すコツは?」 紀文に聞いた!かまぼこのトリビア
練り物の代表であるかまぼこといえば、ピンクと白の2色に分かれた見た目の『紅かまぼこ』を思い浮かべますよね。
では、なぜピンクに色付けられているのでしょうか。また、色のない白いかまぼこもありますが、紅かまぼこと味の違いがあるのかも気になるところ。
練り物製品を製造・販売する株式会社紀文食品(以下、紀文食品)に聞きました。
かまぼこがピンクに色付けられている理由
――なぜピンクの色が付けられている?
紅白幕など、古くからお祝いごとには『紅白のもの』が用いられることが多く、紅白のかまぼこもハレの日に提供されていたようです。
ちなみに、おせち料理ではかまぼこは、日の出を象徴するものとして用いられますが、紅はめでたさと慶びを、白は神聖を表しています。
ピンク色のかまぼこは『ハレの日用』として古くから提供されていたとのこと。
めでたい場で用いられるように、色を付けて紅白にしていた可能性があるようです。
――色付きと色がないタイプで味や特徴の違いはある?
味や風味などは特に紅白で違いはありません。紅かまぼこのほうが色が付いているぶん、食卓が華やかになり、飾り切りなどにも使いやすいかと思います。