海に行く前に知っておきたい 海上保安庁が教える、正しい知識
『土用波』と『離岸流』に注意しよう
夏の土用の時期にくる大きな波であることから、名前が付けられた、『土用波(どようなみ)』。
遠地の台風に伴って発生した波が、『うねり』となって日本の沿岸部まで到達することをいいます。
『うねり』が重なると、天気予報で伝えられた波の高さよりも、はるかに高い波になる可能性があるので、現地だけでなく、遠方の天気も注意深く確認しておくとよいでしょう。
また、『離岸流(りがんりゅう)』と呼ばれる、沖に向かって発生する強い潮の流れにも注意が必要です。
一度、流れに巻き込まれると、気が付かないうちに沖まで流されるなど、身に危険が及ぶ場合があります。
沖に流された場合、例え水泳のアスリートであっても、流れに逆らって泳ぐのは困難です。落ち着いて海岸と平行に泳いで離岸流から脱出しましょう。
※写真はイメージ
暑い夏にぴったりのレジャーである海水浴。
しかし、大きなケガや、命にかかわる危険と隣り合わせでもあります。
海水浴を安全に楽しむためにも、危険があることを忘れず、しっかりとした準備を心がけたいですね!
[文・構成/grape編集部]
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