家庭での鶏肉料理、食中毒に注意して 厚労省の投稿に「大事な情報」「気を付ける」
熱に弱い特性を持つため、しっかり火が通った状態で食べれば、特に問題はないでしょう。一方で、生や半生、加熱不足の状態で食べると食中毒を起こす恐れがあります。摂取した菌が少量でも食中毒になりやすいため、十分に注意してください。
厚生労働省食品安全情報はX投稿で、カンピロバクター食中毒を予防するためのポイントとして、以下の3点を紹介中です。
・鶏肉は十分に加熱する
・サラダや魚の刺身など生食のものとは別で調理する
・鶏肉調理に使った器具は熱湯消毒する
鶏肉が十分に加熱されているかは、中心部の色から判断できます。しっかり白くなるまで火を通すようにしてください。中心までしっかりと加熱されているかどうか不安な時には、カットして確かめてから食卓に並べるのもおすすめです。
ほかの食材に菌が移ってしまう可能性もあり
鶏肉の調理そのものに気を付けていても、カンピロバクター食中毒になってしまうケースもあります。
これは、調理前の生肉から、別の食材へと菌が移ったことが原因と考えられるでしょう。
生の鶏肉をカットした後のまな板と包丁を使い、生食用の野菜をカットすれば、当然汚染されてしまいます。器具を熱湯消毒してから使う、もしくはサラダの準備をした後に肉の調理をする、といった工夫が必須です。