切ったらピンクのゴボウ 農家に聞いた原因に「知らなかった」
煮物などに欠かせない食材である、ゴボウ。しっかりとした歯応えとシャキシャキした食感が魅力ですよね。
食物繊維を豊富に含んでおり、旬の秋から冬にかけては積極的に食べたい野菜です。
ゴボウを切ってみると、まれに断面がピンク色っぽくなることがあります。これは何が原因で、食べても問題ないのでしょうか。
ゴボウを栽培している、青森県十和田市にある『華畑(はなばたけ)農園』にうかがってみました。
ゴボウの切り口が赤やピンクになるのは?
『華畑農園』に聞いたところ、このような回答がありました。
ゴボウの切り口がピンク色っぽくなるのは、ゴボウに含まれているポリフェノールが酸化して変色したものである可能性が高いです。
自然由来のものなので、食べても問題ありません。
ポリフェノールといえば、赤ワインやブルーベリーなどが有名ですが、実はゴボウにも多く含まれています。
ポリフェノールには活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があるのです。
ゴボウの栄養について『JAグループ』では、以下のように説明しています。
多糖類のイヌリンや繊維質のセルロース、リグニンの含有量は、野菜の中でトップクラスです。